フジあかねパークの『無計画な人生計画』

ミレニアル世代の女性の生き方について、面白おかしく、時に真面目に。

ジェーン・スー著『生きるとか死ぬとか父親とか』を35歳独身女子が読んでみた

はい。皆様こんにちは。フジあかねパークです。

 

2021年4月9日からテレビ東京さんの

ドラマ24にて初回放送された

 

『生きるとか死ぬとか父親とか』

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引用元:https://www.tv-tokyo.co.jp/ikirutoka/

 

を観ました!

ドラマの開始5分くらいの独身女性たちの描き方がとにかくわかりみが激しめです!

 

「お。私が見るべきドラマ来たーーー。」

と、一瞬で引き込まれてしまった。

1話を見終わって、すぐに原作をkindleでポチリン。

 

1日で一気読み。

やっぱり、ドラマとは違って淡々と話は進行していくんだけど

読んでて全く飽きることなく読み進められた。

私って全然本を集中して読めないのだから驚きw

 

この本では、作者のジェーン・スーさんと父親との思いで。。というか

40歳を超えたからこそ許せたりする親の行い。みたいな?

 

元々事業をしており、いい生活をしていた父は今や文無し男に。

母親は早くに病気で亡くなってしまっており

本人はというと、結婚するでもなく(でもパートナーはいる)エッセイスト兼ラジオパーソナリティーとして生計を立てている。

 

母親が亡くなった時は20代前半だった主人公。

そこから父親と2人で暮らしたり、離れたり、また暮らしたり、、、

最終的には別々に暮らすも、母親の墓参りには必ず2人で行くルールになっていた。

この日も二人で墓参りに出向いた。その帰り道ファミレスで

父親が引っ越しをしたいと。年齢も年齢だから家賃1年分が必要なので工面できないか?

という話をされ、交換条件と言っては何だが、父親の事をエッセイに書き

その原稿料で家賃を払う。

という約束の元、この物語は進行していく。

 

「工面できないか」と書いたが、実際そんなストレートなお願いの仕方ではないのだけど、

どうやらこの父親。「私が何とかしてあげなければ!!」と母性本能をくすぐるタイプらしい。

 

母親が生きている時から、女の影はチラついていたようだ。

 

と、まぁここから先を細かく書いてしまうとネタバレになるので詳しくは書かないが

この「原稿料と家賃を引き換え」という約束を元に、主人公は父と母と自分の歴史を

振り返っていくことになる。

 

さて、話は私、フジあかねパークにフォーカスしましょうか。

私は5人家族で、父親と母親は社内恋愛の末23歳?くらいで結婚。

父親は写真が好きだった(とおもう)。

実家の納戸には丁寧に整理されたアルバムが何冊もあって、その中身は

両親の幼少期のものから揃っている。

という事は、両親それぞれの実家から持ち寄ってきたことになる。

それもすごいw

写真の要所要所にコメントが記載されていたり、チケットの半券が一緒に挟んであったり。

両親ともにガチガチのA型がにじみ出ている。

 

私は幼いころからそのアルバムを見るのが好きで、定期的に納戸を占領していた。

両親がまだ同じ会社で働いていた頃や新婚旅行、兄弟が順番に生まれて

5人になって、、、、と。

ごくごく平和な家族。

 

3人の兄弟はすくすく育ち、落ちこぼれになることはなく学生生活を謳歌

私だけはフラフラしていたけど、まぁ、浪人とか、学校に親が呼び出されるとか

そういうことはなかった。

でも、繊細だったけどね。しっかり中二病にもなったしw反抗期もあるし。

 

母親との関係は、年を重ねていくごとに良好になったかな。

テストで悪い点とるとバチバチにキレてきたし。

それ以外はあんまり怒られなかったけど。

男関係にはすごく厳しかったなぁ。

付き合う男みんな嫌いだったと思う。母親自身聡明な男の人が好きだから。

私は真逆w頭のいい男になんて全く興味ない。って感じ。

かといて、ちゃらんぽらんでいいわけじゃないけど。

今は私も35歳。母親も還暦過ぎてて、だいぶ何も言わなくなってきたけど

30歳前後は周りも結婚ラッシュというか孫ラッシュなのに対して

私は全く何も進展なしだもんだからいろいろ言われたけどもう諦めたかな。

 

父親との関係は、なんとも複雑?問題が無いと言えば無いし。

3人の中では完全にパパっ子だったと思う。父親も私には甘かったような?

正直あんまり覚えていない。

父親に誘われたらなにかと付いていっていたと思う。父親の趣味の卓球には毎週一緒に練習していたし。

中学校に入ってからはあんまり会話していないかなぁ。嫌いとかそういうのではないけど

高校受験の時に一回喧嘩になったけどたしか次の日にメールでごめんねってやり取りしたと思う。

結局第一志望には落ちちゃって残念がってたけどね。

私の結婚に関しては特に何も言ってこなかったけど、最近になって心配しているらしい。

 

両親の事を書いていると、涙が出てきちゃう。

ごめんね。って気持ち。

私は子供を産まないと決めているから、孫は見せられないし

結婚だっていつできるかわからない。

姉も弟もちゃんと結婚して、子供もいて。私だけいつもいつも心配の種だよね。

両親が健康なうちに結婚したいけどそればっかりは一人で決められることじゃないし。

 

東京で独り暮らしをするようになっても母親は1.2ヵ月に一回は電話をくれる。

他愛のない会話をして、たまに「いい人いないの?」って聞いてくるけど

返事は毎度同じ。

 

父親とは実家に帰ったときぐらいしか会話はしない。

でも家族LINEの父親の投稿にはいつも私が一番に反応している。

こういうところは中間子ならではの気遣いだと思うわ。

でか、姉も、弟も反応してあげてよw

 

ジェーン・スーさんのようにまだ父親といろんな思い出話をするのは恥ずかしい

あの時どんな気持ちだったか、聞いてしまったら

思い描いている父親像が違うものになってしまうんじゃないか?とか

そう思う。

それに、、多分私は開始10秒後から泣いているだろう。

正直今も泣きながら書いているし。

あと、10年後くらいなのかなぁ?思い出を振り返られるのは。

それまでお互い元気でいることを切に願う。